2018/10/14 14:50

みなさんこんにちは!

BASE担当の、スタッフMです。

最近ブログの更新が滞っていましたが、その間、
monovaにしか書けないブログってなんだろう、と考えていました。

monovaの特徴は、ずばり、生産者の方々と距離が近いところ。
展示会などの出張の際に、スタッフがメーカーへ、メーカーがmonovaへ立ち寄り合うなど、
実は相互に行き来があるメーカーも多いのです。

それならば。
過去のレポートなども踏まえつつ、BASEでも、みなさんにメーカーのことを伝えられたらと思い、
このブログでもメーカー紹介を行ってみようと思います。

記念すべき第一回目は、monovaBASE店で人気の「携帯用靴べら」を作る、山口製作所。
埼玉県吉川市にある、板金加工で製品を作っているメーカーです。

monovaで扱っている靴べらはコチラ。
 

シンプルでかさばらず、鞄の隙間にもさっと入れられすっと取り出せる、親切設計の靴べらで、
自分用としても、プレゼント用にもよく選ばれています。

「じゃあ、山口製作所って、板金加工で生活雑貨を作るメーカーか」
そう思われる方はとても多いのですけれど、実はそれだけではありません。


…大きさがお分かり頂けるでしょうか。
板金の技術を使って作った、「ワイヤーフレームカー」。普通の車サイズのものです。
これは昨年、monovaのギャラリーよりも大きなスペースを借りて行った展示なのですが、
老若男女とわず、多くの方が注目していました。

靴べら屋さんではないことが、お分かり頂けたかと思います(笑)
山口製作所は、設計・板金・溶接・塗装・組立と一貫して加工を行うことができるメーカー。
店舗什器や棚、その他さまざまな大型製品も製造しているのです。
試作・小ロット・量産など、要望に合わせて多様な加工を引き受けているという山口製作所。 
工場内には様々な機械があって、その中でもレーザー加工や曲げ、溶接、塗装が強みになっていて
それを活かして製品を作っています。

大きな什器にも、手のひらサイズの靴べらにも、同じ技術が活かされているって、なんだかおもしろいですよね。
クジラもネズミも、みんな哺乳類!に近しい物を感じます。
…私だけですかね??

ちなみに、山口製作所でmonovaによく足を運んでくれているのはデザイナーさん。
スタッフMは、かなしいかなデザインに関する知識に乏しく、何か見せて頂いても気の利いた返答ができず、なんだか大変申し訳ないのですが、
いつも面白いアイデアの製品について教えてくださいます。
これで、「〇〇は、◆◆を踏襲されたりしているんですか?□□で◎◎~」なんて言えたら良いだろうに。。。
と思ったりもしますが、「付け焼き刃で物を言うのも失礼だなあ」と悶々。。。
勉強しよう、と思うスタッフMでした。
社長さんには一度お会いしたことがありますが、物腰が柔らかく、とてもやさしそうな方でした!

さて、個々の製品に話を戻しますと、
写真で伝えるのが大変難しいのですが、実は、「携帯用靴べら黒」や「名刺用のカードケース」、「ブックエンド」の表面は、ざらざらとしています。
これは、焼付塗装という種類の塗装によるもので、 山口製作所では4m近くのものを塗装できる焼付窯を完備しています。
 この中で樹脂塗料を焼き締めることにより耐光性、耐摩耗性など強い仕上げにする事ができるとのこと。
塗装を施す工程は人の手によって行われていますが、ムラが無くとても美しい仕上がりです。

一見、工業的な製品に見えて、実は職人のこだわりと技術が詰まっている。
そんな製品が、山口製作所の製品です。

山口製作所のものづくりが気になった方は、ぜひこちらもご覧ください。
先ほども少し触れましたが、monovaでは靴べらだけでなく、ステーショナリーも扱っています。

 
 

次回はどこのメーカーにしようかまだ検討中ですが、
これまで通り、製品紹介もはさみながら、少しずつ紹介していきます。
それでは!